大手パーソナルジムと個人ジムの戦い方の違い

大手パーソナルジムと個人ジムの戦い方の違い~なぜ大手は毎月キャンペーンを打ち続けるのか?~

板橋パーソナルジムTIMELESS BODYの玉手です!

今回は大手のチェーン展開・フランチャイズ展開しているパーソナルジムやピラティススタジオと個人経営しているジム・スタジオの違いを調べてみました。

大手ジムはいつでも大規模なキャンペーンを打ち出しています。また、安く見せるために様々な割引やオプションサービスを揃えています。

始めようと思う見込みユーザーから見ると、お得で魅力的な内容に見えます。

その反面、個人経営ジムはそのような打ち出しがされていません。それなのに、何年も存在し実態が中々わからないと思う方も多いかと思います。

実はお互い共存できる理由があります。

そして、ターゲットが違うということがわかるかもしれません。

このブログを読んでいただき、どこのジムを選択するのかのご参考になればと思います。

目次

1. 大手ジムがキャンペーンを打ち続ける理由

・高い固定費を支える必要がある

広いテナント、綺麗な内装、広告費、人件費だけでなく本部経費など、大手は運営コストが高額です。そのため、新規集客を止めるとすぐに赤字リスクが高まります。

また、無料オプションとしているサービス(レンタルウエア・シューズ、プロテインなど)のコストも当然含みます。

・退会率の高さをカバーするため

フィットネス業界では「3か月以内に退会する人が多い」と言われます。大手ほど会員数の入れ替わりが激しく、新規を絶えず補充しなければならないのです。

・露出を途切れさせないための戦略

広告やSNSに毎月「新しいキャンペーン情報」を載せることで、常にお客さんの目に触れる仕組みを作っています。

これは単純接触効果を狙ったマーケティング戦略です。

資力があるからこそできる大手のすごみです。

・人材の確保と育成の繰り返し

大手ジムは離職率が高い傾向にあります。

そのため人材の確保と育成も常にコストが掛かっています。さらに、トレーナーが退職すると会員の退会も自ずと生まれてしまいます。

2. 個人ジムはなぜ頻度の高いキャンペーンに頼らなくていいのか?

・小規模ゆえの強み

大きなテナントや大量のスタッフを抱える必要がなく、運営コストが抑えられるため「新規を常に大量に入れなくても成り立つ」仕組みを作れます。

・顧客との関係性が深い

マンツーマンでの指導を通じて「続けたい」と思える信頼関係が築けるので、退会率が低く、リピーターや紹介で顧客がつながりやすいのです。

深掘りすると担当トレーナー=責任者(経営者)の方が、お客様からみても信頼しやすい、要望を伝えやすい傾向にあります。

そのため、ちょっとした不満や要望もダイレクトに返答できるので、より踏み込んだ会話ができます。

・価格競争より価値提供

キャンペーンに頼るよりも差別化・独自性のある価値が大切になります。

TIMELESS BODYですと、「個々の体に合わせた最適な指導」「脳科学や機能改善に基づいた新しいアプローチ」といった独自性・差別化された価値を打ち出すことで、お客さんが自然と集まります。

その他にも、医療系の資格保有者だったり、心理学の資格を保有していたり様々な個性をダイレクトにアピールできます。

3.可視化と感覚

大手が「キャンペーン」という資力をもって行う量的な戦略で集客するのに対し、
個人ジムは「信頼・継続・紹介」という質的な戦略で成長できます。

大手は可視化されていて、個人ジムは感覚的な部分が強いです。

つまり、

  • 大手:常に新規を追いかけ続ける体力お化けのマラソン
  • 個人ジム:お客さんと一緒に歩む地道な長い旅

この違いを理解すると、毎月のキャンペーンに対して選択的な判断ができるのではないでしょうか?

4.ここまでのまとめ

大手は 高コスト+高退会率 をカバーするために、毎月キャンペーンを打つ。

ゆえに、大手が取るべき戦略はいたって定番の「より多くの人に安心と信頼」を与えるイメージ戦略である。

個人ジムは 低コスト+高い顧客満足度 によって、キャンペーンを連発しなくても成り立つ。

その個人ジムが取るべき戦略は「信頼と価値提供」であり、瞬発力がないが内部からジワジワと広がりコアな評判が差別化ポイントになる。

大手パーソナルジムと個人ジムの戦い方の違い

5.大手ジムの品質の特徴

メリット

・一定のマニュアルと研修

新人トレーナーでも共通の指導マニュアルがあるため、「最低限の水準」は揃いやすいです。

一定のデータや先輩達からのアドバイスも多く受けれるため、情報は多く共有されやすいです。

・ブランド力で安心感

知名度があり、施設環境も清潔・最新設備が揃いやすいです。

・管理もシステム化

会員管理や予約・支払いもシステム化されて効率化されています。

デメリット

・若いトレーナーが中心

経験値が浅く、知識や指導の深さにばらつきが出やすいところもあります。

トレーナー自身のカラダ作りの未熟さも否めません。

・低空飛行型の安定志向

「安全で無難」な指導が多く、個々の悩みに深くアプローチできない場合もみられます。

マニュアル化と社内の暗黙の正義の優先が原因で多角的なアプローチが難しくなります。

・人材が流動的

キャリア途中の通過点として働く人も多く、長期的な関係構築が難しいです。

トレーナーの離職による入れ替わりのリスクは避けられません。

ちなみに、マンツーマンであるがため社内の人事評価のしにくさも離職への要因になります。

6.個人ジムの品質の特徴

メリット

・トレーナー自身の経験・専門性が反映

独自性や差別化(例:脳科学アプローチ、姿勢改善など)を持ち、深みのある指導が可能です。

大手ジムを経験してることも多く、マニュアル化の強みと新たな知識や技術の組み合わせが多角的な視点とアプローチになります、

・会員一人ひとりに最適化

マニュアルよりも「その人に合ったプログラム」を柔軟に設計できます。

会社員や契約している委託先という所属的な責任ではなく、自分で看板を背負ってるため、より柔軟に1人ひとりに対応することが可能です。

・長期的な関係性

トレーナーが変わらないので、信頼関係が深まり、成果も積み重なりやすいのは明白です。

また、〇〇ジムに〇〇さんというトレーナーに担当してもらうという大手の感覚より、

〇〇さん(〇〇ジムの)という感覚の方が強いので、より人となりが受け入れやすくなる感覚があります。

美容室でオーナーに担当してもらう感じに似てると思います。

デメリット

・品質が個人の力量に依存

優れた個人もいれば、スキル不足の人もいる。ブランドではなく「人そのもの」が品質の差があります。

「あの寿司屋は儲けに走りはじめた」みたいなことをたまに聞きます。

マンパワーが強いがためにそういう側面が気になる方もいます。

・規模の限界

予約枠が限られるため、需要が集中すると新規が入りづらいです。

これはトレーナーにとって嬉しいことですが、新規の方は少し厄介な問題です。

・アナログ

予約方法や支払い方法の手間が掛かります。

システム化していなかったり、支払い方法に柔軟性がなかったりします。

未だに現金のみは不親切過ぎます。

予約方法については手間が掛かる方が本来メリットが大きいのですが、それは割愛します。

7.まとめ

・大手=「低空飛行」型の安心感

大きく失敗はしないが、深みや独自性には欠ける。

・個人=「差別化」型の品質追求

本気で学び、理念を持つトレーナーに出会えれば、大手を超える体験価値を得られる。

つまり、大手は「広く浅く安定」、個人は「狭く深く高品質」という構造。

どちらを選ぶかは好みになります。

ダイエットなどのカラダ作りにおいては、通う会員の日常の食事やウォーキングなど努力も必要になり、その個々の努力も結果を左右します。

トレーナーだけに委ねる他力本願では難しいというのはどちらとも共通であるとお伝えします。

いかがでしたか?

価値観は人それぞれなのでどのジムを選択しても、

より良い健康とカラダ作りであることを心から祈っております。

個人ジム経営の立場として最後に一言、

「ジムを選ぶ時は“施設の規模”ではなく“トレーナーの哲学と経験”を基準にすると後悔しない」

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